父親などが亡くなり、不動産相続の登記手続きを行いたい場合、司法書士に依頼するというケースが多いのではないでしょうか。司法書士は主に相続登記や抵当権抹消登記、遺言書の作成や検認などを行っています。他にも遺産分割協議書の作成や相続放棄の手続きなどを行っており、相続における法の専門家であると言えるでしょう。司法書士に不動産相続を依頼すると、どのようなメリットがあるかというと、まず、手続きにかかる時間を短縮できるという点です。
定年退職などをして時間的に余裕のある方は、自分で手続きをすることも可能ですが、平日の昼間は仕事で忙しいという方は、スムーズに手続きを進めるということが難しいと言えます。なぜなら必要な書類を手に入れるためには、平日の昼間に法務局に出向かなければならないからです。仕事で忙しい方は、司法書士に任せるのがいいでしょう。不動産の権利関係が入り組んでいる不動産相続も、司法書士に頼むのが最適です。
父親の名義になっている不動産であれば、手続きも比較的にスムーズに進みますが、名義がすでに亡くなっている祖父や曾祖父になっている場合は、頼むのがいいでしょう。場合によっては戦前の旧民法によって相続人を確定しなければならない場合があるので、法律の専門家に頼むをおすすめします。他にも相続する不動産が多数ある場合は、登記手続きの負担が大きくなってしまうので、依頼するのが有効です。このように不動産相続の状況に応じて頼むようにしましょう。