複数の不動産を遺産として相続した場合には、それぞれの土地や建物の相続登記を行う必要があります。土地や建物が相続人の自宅近くにあるとは限らない一方、手続きを行う法務局は基本的には平日の昼間のみの受け付けとなっており、日中は仕事をしている人にとっては足を運ぶこと自体が多大な負担になりえます。1つだけでも大変な相続登記の手続が複数ある場合には、その労力はさらに大きなものになるでしょう。こういった場合に頼りになる司法書士は不動産相続について詳細な知識を持つ士業の一つで、特に登記関係のスペシャリストです。
登記は公的な書類として申請を行うため、ミスや不備が許されません。もしも記入漏れがあったり添付書類にミスがあったりといった時には、再び法務局を訪れて手続きを行わなければいけないでしょう。不動産相続は司法書士に手続きを任せることで、ミスを避けて行うことができるようになっています。また、相続登記はその土地や建物を管轄する法務局を訪れて続きを行うのが通例です。
相続人の自宅から遠い場所に相続した土地や建物がある場合には、ミスがあってもすぐに修正を行うことができません。複数の不動産についての相続登記自分で行い、それぞれにミスが発生した場合にはさらに大変な手間がかかるでしょう。司法書士は不動産相続についての詳しい知識を持ち、修正などはなく手続きを終わらせることが可能です。複数のマンションやビルなどを相続して頭を抱えている人は、まず相談してみることをおすすめします。